アルツハイマー型認知症の二つの型
近年,老人人口の増加と共に,アルツハイマー型認知症をはじめとする,老人性認知症が...
認知症の原因
認知症には,主として次の3つの型があります: ・アルツハイマー型認知症 ・多発...
認知症症状
一定の水準に達したはずの知的能力,あるいはすでに獲得された知的能力が,成人後に明...
認知症の診断
成人に達してから,知能の低下が生じる状態を認知症といいます.認知症の診断の第1の...
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成人に達してから,知能の低下が生じる状態を認知症といいます.認知症の診断の第1の根拠となる症状は,生活に支障をきたすほどの知的能力の低下があるかどうかです.時間,場所,人の見当がつかないことを『見当識障害』といいます.これらの見当識障害や,記憶力,記銘力を評価するのにしばしば用いられるのが,長谷川式簡易知能評価スケールです.これは医師でなくても実行可能な簡単なテストです.しかしこの評価スケールは,あくまで簡易検査です.行動の異常に関するテストは含まれていません.したがって明らかに認知症と思われるケースでありながら,正常と判断されてしまうこともあります.
実際の診断にあたっては,家族から,ご本人の異常な行動,幻覚,妄想の有無などを詳しく聞き,診断をより正確に,確実なものにします.
妄想には,脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症があります.両者を区別する特徴としては,脳血管性認知症の場合は,アルツハイマー型と比較して,認知症症状があっても人格は比較的保たれている,ということがあります.
診断には,さらにCTスキャンやMRI,脳波,脳の血流検査〔SPECT-PET〕などが,補助診断として使われ,これらからも,アルツハイマー型か脳血管性型かの判断がある程度つきます.また,認知症は,慢性硬膜下血腫,正常圧水頭症,脳腫瘍などからの二次的症状として生じることもありますが,CTスキャンは,これらとの鑑別にも有用です.
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